'10秋展覧会探訪 東博「東大寺大仏」

奈良に住んでいて、わざわざ行くことはなかったけれど、
今回、仕事の関係上「東大寺大仏」展は無料鑑賞券ももらったし、
押さえておくべきところ。

特設ページはこちら

第1会場では東大寺の発掘の成果から始まり、
「大仏造立」の章では東博お得意の大規模装置で大仏殿を再現!
第2会場では東大寺大仏蓮弁に関するVRシアターで映像を見て、
後半は仏像やそれに関するものが出ていました。

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第一章 東大寺のはじまり―前身寺院と東大寺創建―
かなりの数の瓦が出ていました。結構瓦だけ見て理解できる人は少ないとは
思うんですが・・・彼氏が瓦をやっていたので、「こういう時隣にいれば便利なのに」と。
意外と知らない東大寺の成り立ちを知ることができました。

第二章 大仏造立
会場全体が朱塗りになっていました!
展覧会会場

伎楽面がたくさん出ていて、「もしや呉女面・・・」出てなかったですwww
かつては東大寺所蔵の呉女面もあったのでしょうな。

ここの会場で驚いたのは、誕生仏と八角燈籠の大きさ!!
八角燈籠

誕生仏って奈良博の常設で東大寺のまた別のやつ見た気がしたんですが、
それのイメージがあるからかとても大きく感じました。
あのプニプにってした感じがかわいいですよね?

燈籠も東大寺にあるときはそんなに思わなかったんですが、
めっちゃ大きい。
音声菩薩の羽目板(ホンモノ)も展示されていたので、
なかなか見られない本物が楽しめてよかったです。

このブースでは良弁僧正像や僧形八幡神像があります。
これらの像も開山忌などでしかお目にかかれないので貴重です。

行ったときにちょうどお坊さんらしき人が般若心経を唱えはじめました。
普通、こういう展覧会で仏像などにお経を唱える人がいたら注意して止めさせるんですが、
その様子もなく、人々が集まって手を合わせていました。
どうやら東大寺のお坊さんのようで、
特設の展覧会ショップに行くとそのお坊さんが・・・
図録購入者には11時と15時に御朱印を図録に書いていただけるみたいです。
なんとも力が入っているのがわかります。

VRシアター
ここでは、東大寺大仏の蓮弁について映像で学べます。
会場全体を使ったもので、迫力がありました。
奈良時代当初から残っていながら、意外と知らない蓮弁についても知ることができます。

第三章 天平の至宝
ここでは光背がメインです。
まずは二月堂。本尊は絶対の秘仏なのですが、光背は見られます。
光背と侮るなかれ、後輩にもびっしりと仏画が線刻されているのです。
かなり痛んでいますが、中心は千手観音・周りは菩薩や四天王、力士などが
書かれています。
今回はじっくりと見ることが出来ました。

あとは法華堂の光背。
ほんとは本尊の不空羂索観音を持ってきたかったんだろうな?
というのを感じました。
この光背はその「あがき」の象徴かなと苦笑いしました。
法華堂光背


第四章 重源と公慶
今回は地味に快慶作の仏像が出てました。
快慶の作品はいろんなところで出てきてますが、やはり美しいですね。
あと最後に、私が「アフロ阿弥陀」と呼ぶ五却思惟阿弥陀如来が!!
しかも五却院(東大寺のじゃない・・・)。


「なーんだ、東大寺のじゃないんだ」と思ったそこのアナタ!!
五却院を見ること自体も貴重。東大寺も年1回ですが。
なにせ、8月の特別公開以外は事前に予約しないと見せてもらえないんです。
それで、友人と東大寺のアフロを見てから、五却院が東大寺近くにあるので
何気なく行ったら思いっきりそう書いてありました。トホホな思い出。

見ててちょっと噴出してしまう、愛すべき仏像です。
なんとなく自分に似てる(笑)

こんな感じで鑑賞終了。
大仏が来れないのに「東大寺大仏」展て銘打つところに、
「どうなの讀賣新聞&東大寺?!」と懐疑的でしたが、
年に一度しか見られないものが出ていたり、
意外と奈良にいても知る機会がなかったことを発見できてよかったです。
これを見て、奈良に来てくださる人が増えればいいなと思います。


グッズもいろいろとあって、見ているだけで楽しい気分になれます。
今回は東京出張の初めだったので、出費を抑えようと図録は買いませんでした。
でもやはり余計なものを・・・鳥獣戯画の年賀に使えるはがきを購入。

このあと常設展をチェック。
屏風のところで、「武蔵野図屏風」が出ていたのが、
自分としてはよかったです。秋らしい感じで。
企画展示の中国書画精華もなかなか。竹鶏図の鶏はいつみても目つき悪い(笑)

東大寺大仏展では、11月2日から正倉院宝物も展示されますよ。
会場外の大仏の右手、記念写真にはぴったりです!
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「ごじょ」とは正倉院宝物呉女面からとりました。
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上司には「唐三彩の侍女像」に似てるって・・・
この頃は否定しません・・・

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