展覧会探訪

日曜に近鉄学園前駅徒歩10分の大和文華館に行ってきました。

今回は企画展「信仰と絵画」(会期6月19日まで)。
ここの企画展も特別展もはずれ無しの定番です。

題名どおり、東アジアの仏教絵画を中心に構成されていました。

日本のもので注目すべきは、その1「遊行上人縁起絵断簡」
いわゆる一遍上人絵伝の別Ver.ですが、
最古の写本と考えられてきたのが研究によって原本の可能性が出てきたといいます。
す、すごい!

その2雪村筆「自画像」。
ここの企画展では良く見る名品ですが、
この自画像、日本で最古の自画像らしい。思ってみればそうですね!
画期的!

その3雪村筆「呂洞賓図」。
呂洞賓が龍に乗って空を仰いでいる水墨作品です。
私の主観ですが、この作品が「ドラゴンボール」って感じがしてならない。
龍が描かれているのもそうなんですが、呂洞賓が
「みんな!オラに元気をくれ~!!」っていう格好してるように見えるんですよ!
というので、一人で盛り上がってましたw

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中国・朝鮮の作品も少し出ていたんですが、
その中で気にいったのは朝鮮の「楊柳観音図」(高麗後期)
観音様が海の上で優雅に佇み、風で飾りや衣が揺れる様が表現されています。

背景の波は水墨で描かれて画面自体は黒ずんできていますが、繊細な仏様の様子が伝わってきます。


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展覧会で一番の見所は、マニ教の絵画です。
マニ教とは(wiki)

マニ教はメソポタミヤで起こりユダヤ教・キリスト教などが融合した宗教で、
消えた宗教ともいわれる特異なものです。唐代には中国へ伝わりました。


今回出展されていたのは、中国・元時代のものです。
山梨・栖雲寺蔵「虚空蔵菩薩像」も題名とは裏腹に
そこにいるのはラホツの宣教師といったところ・・・?
手にはロザリオを持ち、白いケープのようなものを肩から掛けています。
これがどうも信仰対象になるらしい。

「六道図」も画面下部はよくある地獄の風景で、でも上部にはこの不思議な仏?

一番不思議な絵画だったのは「宇宙図」。
マニ教の世界観を示しているのだけれど、
不思議なことに東大寺大仏蓮弁の大仏から下の階層を示した部分と類似!


なんか不思議やな~。
マニ教の絵画が中国仏教の図像表現の中で発展してきたことがわかります。
しかし、現在確認されているマニ教の絵画は6点のみ・・・
マニアックな世界です。

興味がある方は、貴重な機会なのでオススメです!

マニ教だけにマニアック??↓


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「ごじょ」とは正倉院宝物呉女面からとりました。
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