'11春展覧会探訪 奈良県立美術館

この日曜に久しぶりの展覧会へ。


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今回は近場で、奈良県立美術館の館蔵品展
「小袖?近世服飾の華?」
に行ってきました。

「小袖」といえば、大阪市美の「小袖」展が思い出されます。
しかし、頭から抜けていることもあり(笑)、
知らないことが結構あって、勉強になりました。

きものも時代の変化によってデザインは刻一刻と変化していることが
実感できました。
これは現代の洋服でも言えることですよね。


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最初は、「地無し」といわれた豪華な慶長小袖から、
寛文小袖、元禄期と洗練されていきます。

大河ドラマでも浅井三姉妹も皆、小袖を着ていますね!!
なんとなくこの展示を見ると、
ドラマの小袖は柄が地味に見えます(笑)


この頃は、肉筆美人画が良く描かれていて、
そこにも流行の柄が如実にわかったりするので面白いですよ。
(このあとに浮世絵ですかね・・・)



さらに、友禅染が開発されたことによって、多彩で絵画的な文様となり、
デザインの幅が広がったそうです。

友禅染めは宮崎友禅という扇絵師が生み出したものらしい。
知らなかった?

光琳文様の小袖もありました!
尾形光琳とは、江戸中期の絵師で、実家は呉服屋です。
風神雷神図屏風や紅白梅図屏風が有名ですね。
光琳デザインの流行が西川祐信(すけのぶ)の絵本からも示されていました。

あとは文字を刺繍で入れ込んだり
これは現代人の私からするとちょっと奇抜ですが、当時は粋だったのでしょう。
カタカナなんかも面白いですよ、外国人がよくやってる漢字のタトゥー見たいな感じで。


帯も時代が下るにつれ、太くなっていき、
それにあわせて着物の柄も上下で分断するようなものが登場します。

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また、江戸後期になり贅沢が粛正されるようになると、
裾や褄部分に文様を施した、さりげないものも。
足裁きでちらりと見える裾模様はなかなかオシャレですね?。
題材は当時流行の名所などから取られています。

一方、武家や公家の服飾は相変わらず豪華です。
武家だと「御所解文様」といって和歌や能から取っているものも多いです。
このように知性をにおわせるというのは上層の感じがします。

最後に上方での「被衣(かづき)」の一角が。
「被衣」とは、身分の高い女性が顔をあらわにしないためにかぶった衣で、
時代が下ると、一般女性もやっていたようです。

室町の絵巻や近世の風俗図屏風をみているとこの「被衣」をかぶった女性が
寺社の参道などによく描かれています。
着物を頭からかぶって口元を隠している姿です。


「被衣」はその仕草を表す単語だと思っていたのですが、
それ専用の着物だとは知りませんでした

これらの小袖のコレクションは、
吉川観方氏寄贈のコレクションです。
この方、能衣装も寄贈しておられます。

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いつものことながら、空いていて見やすかったです。
女性がちらほらいました。

由良コレクションの常設展示もしていました。
室町?江戸のもの中心で、十数点ほど。

女性でなくとも楽しめますが、女性にはオススメです

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奈良県立美術館 館蔵品展「小袖?近世装飾の華?」
3月21日まで 9:00?17:00 21日を除いて月曜休館
入館料 一般400円 大・高生250円 中・小生150円 
県の公式ページ

チラシの下についている割引券を持っていくと100円引きになります!

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テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術

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